
スラックラインリサーチより、”Aフレーム Type 1”が販売開始しました!
Aフレームってなに?従来のAフレーム(以後旧型Aフレーム)と、新発売の"Aフレーム Type 1"は何が違うの?などの疑問にお答えしていきたいと思います。
Aフレームとは?
一般的に”フレーム”などと呼ばれるスラックラインの高さを出す台の名称です。様々な形のものがありますが、その多くはアルファベットのAの形をしています。
スラックアンカー、アンカーボルトからの立ち上げ、細い樹木やバレーボールの支柱への負荷を軽減させるために使用されます。
旧型Aフレームの4つの欠点

旧型Aフレームはクロスしている部分に、スラックラインを乗せるだけのシンプルなものです。これには4つの大きな欠点があります。
✓スラックラインとフレームの接地面の摩擦によって、スラックラインが痛む
✓スラックラインとフレームの接地面の摩擦によって、乗り心地が悪い
✓倒れる危険性が高い
✓高さ調整し難い
初心者の方には扱いにくいフレームなのです。順番に見ていきましょう。
✓スラックラインとフレームの接地面の摩擦によって、スラックラインが痛む
スラックラインを乗せているだけなので、その部分は大きく動きます。なので、大きな摩擦によってスラックラインが痛み、破断する場合もあります。
✓スラックラインとフレームの接地面の摩擦によって、乗り心地が悪い
スラックラインとフレームの設置面が不規則に擦れ、スムーズなサーフトリック、バウンストリックに支障をきたします。乗り心地が悪く感じるのはこの為です。
✓倒れる危険性が高い
スラックラインをAフレームに乗せているだけなので、固定されていません。ですから、Aフレームだけが滑り、倒れることが多々あります。これは乗っている人だけでなく、近くにいる人にも危険が及びます。
✓高さ調整し難い
下の紐の長さを変えることで、わずかに高さ調整が出来ますが、Aフレームの内角が広くなればフレームにかかる負荷が大きくなり、狭くするとフレームが横倒れの危険が出てくるので、大きく変化させることはできません。
悩みを全て解決 ”Aフレーム Type 1”5つのメリット

私自身もAフレームは様々なシチュエーションで使用してきました。その度に、先で述べた問題にいつも悩まされていました。
しかし近年、ヨーロッパのスラックライナーが考案した、このタイプのAフレームは従来のAフレームの欠点を解消しました。5つの大きなメリットがこちら。
✓コネクション部分を吊り下げることで、スラックラインへの摩擦ダメージが無い
✓摩擦が発生しないので伸縮力を無駄にしない
✓コネクション部分を吊り下げることで、Aフレームが倒れにくい
✓約35cm〜100cmの高さ調整が可能
✓ビーチスラックラインにも最適
順番に説明していきます。
✓コネクション部分を吊り下げることで、スラックラインへの摩擦ダメージが無い

”Aフレーム Type 1”はシャックルなどのコネクション部分を吊り下げる様に設置している為、摩擦によるラインの消耗がありません。これによってスラックラインが長持ちしますし、安全に楽しむことが出来ます。
しかし、そもそもこんな細いロープが切れないの?と不思議じゃないでしょうか?はい、問題ありません。なぜならロープ1本で330kgfの力に耐えられるのですが、さらに8方向に分散されています。
そして、下方向にかかる力はメインラインのテンションの3分の1程度(アンカーからフレーム位置を3倍離していた場合)です。メインのテンションがおおよそ8000kgfでないとロープは切れない計算です。
それだけテンションがかかるとロープの前にフレームが壊れるかと思いますが。運用強度は400kgfに設定させてもらっていますので、ロープは十分な強度があるということです。
✓摩擦が発生しないので伸縮力を無駄にしない
スラックラインの中級者、上級者になってくると左右、前後にスラックラインを揺らして楽しめる様になってきますが、旧型Aフレームでは摩擦によってラインのスムーズな動きが妨げられます。
これは乗り手からしてみると、とてもストレスになります。しかし”Aフレーム Type 1”はラインの動きを妨げることなく、気持ちの良いライディングすることが可能です。
✓コネクション部分を吊り下げることで、Aフレームが倒れにくい
コネクション部分と”Aフレーム Type 1”が繋がっている為、Aフレームの頭が滑り倒れるということがありません。
足の部分は外で遊ぶ場合はまず滑りませんが、Aフレームとアンカーの位置を離し過ぎると(4倍以上)押さえ込む力が弱くなるので倒れる可能性がでてきます。その場合ペグで軽く固定するなどでも対応できます。
あと、体育館などの滑りやすい床ではパズルマットを敷いてやることで滑り防止に効果があります。
✓約35cm〜100cmの高さ調整が可能
紐の長さを調整することで、高さが自由自在です。これは本当に便利で、楽しむスラックラインの種類や対象者によってスラックラインの高さを変える事ができるのです。
上達していくと高さを変えたくなってきます。そうなったときにわざわざ新しいAフレームを用意する必要がないのです。コストパフォーマンスがよいですね。
✓ビーチスラックラインにも最適
ビーチなどの地面の柔らかい場所では、Aフレームの足がどんどん埋まっていきます。
しかし、”Aフレーム Type 1”は連結の為の横材によって砂に埋まっていくのを最小限に留めてくれる働きをします。
以上、最新Aフレーム Type 1のご紹介でした。Aフレームで悩んでいた方はこれで一挙に問題が解決されるのではないかと思い製品化に至りました。
設置方法の例を動画でアップしておりますので参考までにご覧ください。また、ご不明な点はスラックラインリサーチまでお気軽にお問い合わせください。
この製品は、西日本豪雨の被害にあわれた岡山県の真備にある木工所で製作して頂いています。一つ一つ丁寧に仕上げて頂いた製品に、スラックラインリサーチの焼印を押しています。
手作りですので、数に限りがございますのでお買い求めはお早めに↓

洒落にスラックラインを楽しみましょう!
Aフレームの相棒、スラックアンカーの記事はこちら↓これでどこでもスラックラインが可能になります。