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レギュラー?グーフィー?SR式スラックラインスのタンス判定方法を解説!

今日はスラックラインリサーチメソッドの1つである、『スラックラインリサーチ式スタンス判定方法』をご紹介します。

※動画解説あります。

 

あなたがスラックラインに乗る時にどちらのスタンスに適しているのか?を簡単に、確実に判断する方法を教えます。横乗り系スポーツはもちろんですが、スラックラインにもスタンスという乗り方があります。

 

左足前の「レギュラースタンス」

右足前の「グーフィスタンス」

左右どちらかに、半身になる乗り方です。

 

ほとんどの人は、どちらか一方のスタンスが得意で、もう一方のスタンスが苦手です。

 

自分の苦手なスタンスで練習すると、様々なデメリットがあります。

・成長が遅くなる。

・技の成功率が落ちる。

・本来の身体の使い方が出来ず、怪我に繋がる可能性がある。

ですから、正しいスタンスで練習する事は、かなり重要になります。

 

しかし、教えてくれる先生や、参考にする動画の真似をして本来とは違うスタンスを最初に覚えてしまう事があります。

 

特にスラックラインに上手く乗れない初心者にとって、どちらが正しいスタンスかを判断するのは難しいです。

 

そのまま練習を続けてしまった場合、最初に選んだスタンスがもし間違っていても、正しいスタンスの方がやりにくいと勘違いしまい、その事実に気付かないでいる場合がほとんどです。

 

実は、僕は2009年スラックラインを始めた当初はグーフィスタンスでした。

しかし、当時スラックラインのゴッドファーザー、アンディ・ルイスに憧れていた僕は彼と同じレギュラースタンスに変更しました。でも、いくら練習しても違和感が常にありました。技の習得も遅く、普通の人の5倍くらいは練習していました。

 

2013年にはワールドカップで優勝する事が出来ましたが、その過酷な練習の代償として身体を壊してしまいました。

 

自分のスタンスが間違っているかもしれない、という考えは当時から常にありましたがそれを判定する術がありませんでした。

 

一般的な横乗り系スポーツのスタンス判別方法は様々あるのですが、どれも曖昧な感じの方法ばかりでした。そもそもそれがスラックラインに当てはまるのか?と言うのが疑問でした。

 

様々な仮説検証を繰り返していましたが確信を得る事が出来ないまま、月日は流れました。

 

しかし、遂にスタンスの判定方法を見つける事ができました。※この方法は、他の横乗り系スポーツ(サーフィン、スケートボード、スノーボード)でも当てはまる可能性が高いです。是非試してみてください。

 

それは、『スタンスでスクワットした時に、後膝が爪先の内側に入りにくい方が正しい』という事です。

 

スクワットはスラックラインにとって最も重要な動作の一つです。ジャンプの時、シットスタートの時、またバランスを取る時に股関節を使う為の動作です。この動作の時に、後脚の膝が爪先の内側に入ると弱く不安定になります。また、膝へ負担が大きいので、怪我の原因にもなります。

 

ほとんどの人は、一方のスタンスで後脚の膝が爪先の内側に入りやすく、もう一方のスタンスは後脚の膝が爪先の内側に入りにくい、という事に気付きました。

 

実際の判定方法ですが、少しコツが要りますので以下の動画をご確認ください。

動画の3分37秒辺りからが、実際の判定方法になります。

もし、間違ったスタンスで長年練習してしまっていた人はスタンスを変えるのにはかなり勇気と時間が必要になると思います。しかしそれは決して無駄になる訳では無く、むしろリカバリー能力や技のバリエーションが増えるので伸び代しかありません!

 

僕はこの判定方法によって、スタンスを変更し、ハイラインフリースタイルでは本来のグーフィスタンスで気持ちよく楽しめることが出来ています。皆さんも本来のスタンスを見つけて楽しんで下さい!

 

以上がスラックラインリサーチメソッドの1つである『スラックラインリサーチ式スタンス判定方法』でした。

 

スラックラインリサーチでは、まだ歴史の浅いスラックラインの『基本』を見つける為に、スラックライン独自の乗り方だけでなく、ピラティスなどの身体の使い方の両面から仮説研究しています。

 

この様な地道な積み重ねがより楽しいスラックラインへと繋がっていくと信じています。

 

スラックラインリサーチでは、長年研究してきたスラックラインのノウハウが沢山あり、そのノウハウを提供するオンラインサービスがあります。

詳しくは下記のリンクをご覧ください。

生涯スラックラインを楽しんでいきたい!と言う方は是非一緒に練習しましょう!