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僕がギボンのプロライダーを辞める理由

 

この度、長年在籍したギボンインターナショナルプロライダーを辞退させて頂きました!

 

と言っても、正式には今年いっぱい。ですが、ご報告。

 

一つの節目の様な感じ。

当時の自分なら辞めるなどあり得ない決断。

 

ギボンスラックラインは世界シェアNo.1のブランド。

 

プロライダーになったきっかけは、2011年にギボンによって開催された、世界規模のオンラインコンテスト「King of Slackline 2011」大会での優勝。

 

そこから念願のギボンインターナショナルライダーとなりました。

 

2012年に仕事を辞め、本格的にトレーニングを開始。

 

第一の目標でもあったスラックラインラインワールドカップ(アメリカ2013)で優勝することが出来ました。

 

そこから本格的にスラックラインを仕事として開始。

 

毎年の様にアメリカ、ヨーロッパ、アジア、日本各地でイベントやパフォーマンスを行いました。

TV、雑誌などにも取り上げられるようになり、スラックラインは徐々に知名度が上がってきました。

 

世界中のスラックラインに触れ、あり得ない経験を沢山させて頂きました。

大杉徹、シグネーチャーモデルのトリックラインもギボンから製作して頂きました。

 

しかし、長年スラックラインに触れていくなかで、様々な悩みが増えていきました。

 

①スラックラインに興味を持ってくれても、ギボンの模造品(なんのひねりも無いデザインだけ変えたような安価な製品)をAmazonや楽天で買う人が多い。

 

なんだか、便乗商法の企業の為にスラックライン宣伝してる様な気分。そんな企業にお金が落ちてもスラックライン会は良くならないし、トラブルや事故も増える。

スラックライン界にとって良い事は無い。

 

しかし、そんな事を素人に言っても関係ないだろうし。笑

 

といっても、ギボンのクラッシックライン(初心者用)は自分からして、胸を張ってオススメ出来るものではありませんでした。(ギボンのスラックラッククラッシックは名品で、おすすめ出来ます。)

実質的な機能が、模造品とそこまで大差が無い為。

 

ギボンは本来トリックライン(エアリアル)に力を入れているメーカーであり、ロングライン(1インチのスラックライン)を扱ってない為に、スラックラインの色々な楽しみ方を伝える事が難しい。(正確にはあるんですが、ただの1インチ幅のウェビングを売っているだけという感じで。)

 

トリックラインがメジャーになればなるほど、世間に敷居の高いスポーツのイメージがついてきました。

 

「スラックライン?私には無理です。」的な。

スラックラインに偏ったイメージが定着していました。

 

しかし、海外ではむしろトリックラインは流行っておらず、ロングライン、ハイライン、ヨガスラックラインなどの方が人気があります。その方が敷居も低く、生涯楽しめます。

 

 

③激しいトリックラインについていけれずリタイヤしていく人を多く見てきました。

 

経験豊富な人達がやめていくのはスラックライン界にとってマイナス要素でしか無い。

原因はトリックライン以外の遊び方を知らない事。大会に依存している事。

 

 

上記の様な悩みを解決する方法は1つ。

高品質な1インチスラックラインを求め易い価格で提供し、広める事。

スラックラインの楽しみ方の幅を増やしてもらう、知ってもらう事。

 

その結論に達しました。誰もやらないなら僕がやるしか無いと。

 

そして、"スラックラインリサーチ"を立ち上げ、1インチのスラックラインを専門に製造しているスイスのメーカー"スラックティビティ"総代理店としてオンラインショップを開始しました。(ギボンライダーとして、スラックティビティの代理店というグレーな立場。笑

ギボンはトリック、スラックティビティはロング、ハイラインなのでジャンルがちがうので了承は得てやっていました)

 

しかし、販売をしていくなかで、初心者にはオールラウンドが絶対オススメ。(こいつは1.5インチでトリックはもちろん、ロングの入門としてもとても良い。初心者にはとってもバランスの良い製品)

と、強く思う様になっていきました。それは、ギボンのクラッシックラインと競合する製品。

 

しかし、良いモノは良い!

悪いモノは悪い!

 

偽りなく発信していきたいという思いが強くなり、ギボンライダーを辞退する事を決意した、という流れです。

 

ギボンが嫌いとかそうゆう訳ではありません、経営者陣も、ライダーも尊敬出来る超一流揃い!

スラックラインリサーチでもギボン製品は今後も売っていきます。(僕が納得出来るものだけ)

また、イベント大会も依頼が有ればお手伝いもします。

 

何処にも縛られず、自由に生きたいなと。

それだけです。

 

2021年、来年はもっと良い年になる予感しか無い。

 

SLACKLIFE!

大杉 徹(Gappai)