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おすすめのロングラインセットは?とよく聞かれます。

 

これからロングラインをはじめる方に、「おすすめのロングラインセットはー?」とよく聞かれます。

 

そもそも長ーいラインはどうやって設置するのか?

実はラチェットやウインチでも張る方法はあります。

しかし、一般的には素早く設置出来る倍力システムが使用されます。

種類としては、ローププーリー、バッキンガムシステム(ハングオーバーシステム)エリントンシステム(プリミティブ)になりますです。

 

設置する道具には以下の事がもとめられます。

素早く設置ができるか?

十分なテンションがかけられるか?

テンショニングシステムが取り外せるか?

軽量か?

コスパは?

安全性は?

このあたりの「バランス」が重要になります。

 

結論からゆうと、最初はプリミティブセットをオススメします!

カラビナで倍力システム組む原始的な方法ですが、強力なテンションをかけることが出来ます。

また基礎を学ぶにも素晴らしいシステム。

価格も安く、コストパフォーマンスが非常に高いです。

50mのウェビングで約40m以上の設置が可能です。

慣れれば設置も10分かかりません!

 

「んーー!でも、ロングライン=長いラインを渡る事だし、目標として100m渡りたい!」という声が聞こえてきます。

このような高いテンションが必須な場合、選択肢としてはローププーリーになるでしょう。

しかし、私はこれをあまりオススメしません。

このスタイルのデメリットはコストが高い、設置に時間がかかる、プーリーのシステムが重い。(軽量プーリーにするとロープが邪魔くさい)

100m級のスラックラインを毎回設置するのは大変な労力です。

短く張る場合でも、毎回重い荷物を持ち歩くハメになります。

しかし「ロングライン=長いライン」を渡るという考えを捨て、「バランスの奥深さを探求する」という考であれば、それ程長い距離は必要なくなります。

アンカー位置を高くして緩く張ってみる。

また、あえて硬く張ってみる。

揺らしながら歩いてみる。

腕をおろして歩く。

目を隠して歩く。

スタティックポーズをおこなう。

長さのみを追求するスタイルよりも多くの気付きを得ることが出来、より早くバランスの真髄へ近づいていきます。

プリミティブセットでもその能力を限界まで引き出すには相当な月日が必要で、長く楽しめるセットになっています。

 

ハングオーバーシステムはどうなの??

6070mの設置が可能になります。

ハンドリングがよく、また長さテンションによってシステムを最適軽量する事が出来るのもメリットです。

ただ価格が高い事が難点です。

しかし、後々ハイラインも視野に入れているのであればこのセットは決して高くはありません。

 

と、以上あくまで個人的な経験からのアドバイスです。

もちろんシチュエーションによって最適な道具は変化します。楽しみ方、考え方もそれぞれ違うので参考までに。

 

大杉徹

 

 

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