スラックラインとは?

スラックラインとは?

スラックラインとは、二点間に張り渡した専用ラインの上でバランスを楽しむスポーツまたはその器具のことです。上下左右に揺れて弾む特徴を活かし、バランスポーズや歩くだけでなくジャンプして楽しむこともできます。低い位置に設置すれば、4、5歳くらいから楽しむことが出来ます。高い運動効果があり、トレーニングやダイエットにも効果的です。

1. スラックラインの歴史

スラックラインとは、細いベルト状のラインの上でバランスを楽しむスポーツで、綱渡りとトランポリンを合わせた特徴があります。人類は何世紀もの間、ワイヤー、ロープ、梁などでバランスを楽しんできました。アメリカ・ヨセミテ渓谷では、クライマーが休息日に駐車場などのチェーンでバランスをとって遊んでいました。80年代初頭、クライマーのAdam GrosowskyとJeff Ellintonは伸縮性があるウェビングを使用して、バランスを取ることを思いつきました。彼らは渓谷のキャンプ地でそれを「Slacklining」として広め、クライミング界を通じて、少しずつ外の世界に広がっていきました。やがて、誰もが簡単に設置、練習できるスラックラインセットが流通されるようになりました。2006年頃にヨーロッパから流行が始まり、子供から大人まで幅広く楽しまれるようになりました。スイスのスラックラインメーカー、スラックティビティは、ハイラインやロングラインなどの1インチ系スラックラインの世界を牽引してきたメーカーです。

2. 日本の歴史

スラックラインは2009年に日本に上陸し、狭い地形を活かしたトリックラインの大会が全国各地で開催されています。2013年には、アメリカで行われたスラックラインワールドカップで、日本人初となるワールドカップチャンピオンの大杉徹が誕生しました。その後、大杉を中心とするスラックラインリサーチの活動によって、日本でも道具や安全が普及し、ロングライン、ハイラインなどが手軽に楽しめるようになってきました。現在、子供から大人まで楽しめるスラックラインの体験イベントやパフォーマンスイベントが毎週のように各地で開催されています。

3. スラックラインの魅力

スラックラインは、トリックラインロングラインウォーターラインハイラインスラックラインヨガなど、様々な遊び方があります。そのため、楽しみ方が豊富で、多くの人にとって魅力的なスポーツとなっています。また、体幹を鍛えることができるため、フィットネスやエクササイズ、リハビリ、他のスポーツのトレーニングとしても注目されています。さらに、キャンプやアウトドアレジャーとしても最適なツールであり、家族とのコミュニケーションのためにも最適です。ルールのない遊び方ができるため、無限の可能性があります。海外では、特にハイライン、ハイラインフリースタイル、ロデオライン、スラックラインヨガが盛んに行われています。日本でも、その人気は高まっており、新しい趣味を探している方には特におすすめです。

4. スラックラインの設置

スラックラインは基本的に樹木の間に設置します。好きな長さ、高さ、緩さで設置することで様々な遊び方ができます。初心者の方は、コンプリートセットがおすすめです。自宅や室内で楽しみたい方は、ギボン社製スラックラックの購入がおすすめです。樹木がない場合でも、スラックアンカーを使用することで設置することができます。パーフェクトガーデンセットがあれば、お庭がスラックラインパークに早変わりします。


5. スラックラインの安全

近年、人気が急上昇しているスラックラインですが、適切なマナーや安全対策が必要不可欠です。以下の点に気をつけて、安全に楽しみましょう。スラックラインに適した服装、靴は動き易いものであれば良いです。

  • 動線(人や自転車が通る場所)には設置しない。
  • 樹木を守るためにツリープロテクターを使用する。
  • 公共物には設置しない。
  • 設置したままその場を離れない。

6. スラックラインの用語集

以下がスラックラインに関する用語です。

  • ウェビング:スラックラインの歩行部分。ラインとも呼ばれます。
  • ツリープロテクター:樹木を保護するための養生。設置しないと樹皮が損傷します。
  • アンカー:樹木などの支点となる部分。地面にアンカーを設置できるスラックアンカーなどもあります。
  • アンカースリング:スラックラインとアンカーを接続する部品。安価な製品には必要ないものもあります。
  • ウェビングアンカー:ウェビングをアンカーに固定するための道具。
  • コネクター:道具同士を連結するための道具。
  • テンション:ウェビングにかける引っ張る力のこと。
  • ウェビンググリップ:テンショニングの際にウェビングをつかむ道具。
  • ラチェット:ウェビングにテンションをかける道具。ラチェットバックルとも呼ばれます。
  • WLL(運用強度):使用上の注意が必要な数値。
  • MBS(破断強度):破断する可能性のある数値。
  • バックアップ:スラックラインが破断した場合の安全対策。

7. スラックラインのトリック

スラックラインには様々なトリックがあります。高テンションのスラックラインでおこなわれるトリックライン、ハイラインでおこなわれるハイラインフリースタイル、そして初心者から上級者まで楽しめるスラックラインヨガやスタティックトリックと呼ばれるバランスポーズなど、多彩なトリックがあります。トリック一覧はこちらからご確認いただけます。ぜひチャレンジしてみてください。

8. おわりに

現在、スラックラインは多くのメディアに取り上げられ、知名度が徐々に上がっています。しかし、スラックライン=トリックライン=競技という誤解が広がっています。スラックラインはもっと自由で、無限の可能性を持つ遊びなのです。その可能性や楽しさをできるだけ多くの人に届けるため、スラックラインリサーチでは活動しています。高品質なスラックラインを手軽に購入いただけるよう、お求め安い価格で製品販売や業界初のオンラインレッスン、教材も提供しています。スラックライン歴15年以上のプロたちがオススメする安心・安全のサービスです。

 

また、スラックラインリサーチでは、様々なご依頼を募集しています。日本全国どこでもスラックラインに関するご依頼を承っています!スラックラインのイベント実績日本一のスタッフが対応いたします。過去のイベント実績はこちらからご覧いただけます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

電話番号:090-4106-4851(担当:大杉)